なるほどリノベ
回遊動線を間取りに取り入れる
21.06.07
こんにちは。
6月に入りました。天気の良い日、悪い日が交互にくるような感じで
梅雨明けは当分先のようです。
フルハウス名古屋 設計の朝倉です。
回遊動線
お客様と間取りの打合せをしていると「回遊動線」という言葉がでてきます。
キッチンや洗面所などの水廻りに使われることが多いです。
キッチン→洗面所→脱衣所→パントリー→キッチンと
行き止まりなくグルグル回れる間取りのことです。
赤色の線と青色の線の2経路、回遊動線があります。
家事を考えるとキッチンをグルっと回って廊下から洗面所へ行くよりも
キッチンの横から行けたほうがいいですね。
それとは別に洗濯物を干す場所からキッチン⇔洗面所⇔脱衣所⇔収納部屋を一直線に結ぶ動線(緑色の線)もあるので
動く距離も少なくて回遊動線との相性もよさそうです。
毎日のこととなるとだいぶストレスが軽減されるのではないでしょうか。
回遊動線は人が通る分のスペースを確保しないといけません。
必然的に面積が大きくなりがちになります。
ですので、廊下や通路を介さず部屋から部屋へ移動できるような動線とすることが重要です。
それともう1つ。
うまく回遊動線がつくれても洗濯パンや洗面化粧台がうまく納まらず通るのに不便になってしまうこともあります。
収納にできたスペースを通路にすることになるのでどちらが優先順位が高いのか、考えなければなりません。
通路を確保しつつ邪魔にならないよう配置しつつ回遊動線をつくる。
なかなか難しいのです。
どのような暮らしをしたいのか、回遊動線を組み込んだほうが効率が良くなるのか、
この部分をしっかり考えていくと家族に合った間取り、より自分に合った生活が見えてくると思います。