中古リノベコラム

RENOVATION COLUMN

リノベーションで壁掛けテレビを設置する際の事前準備とは?失敗例と合わせて解説

22.07.10

壁掛けテレビ

新居への引っ越しやリノベーションのタイミングで、壁掛けテレビの設置を検討する人が増えています。壁掛けテレビはオシャレなだけでなく、「スペースが広く使える」「地震で倒れない」「掃除がラク」などたくさんのメリットがあります。ただし、設置の前には入念な事前準備が必要です。特に最近はテレビにつなぐデバイスが増えているので、無計画に導入すると失敗につながることも。
今回は壁掛けテレビの設置で失敗しないための事前準備と、よくある具体的な失敗例も紹介します。

 

 

 

1,壁掛けテレビとは

 
壁掛けテレビとは、専用の壁掛け金具を使って壁面に設置するテレビのことです。新築時やリノベーション時に壁掛けテレビを設置する場合には、間柱や柱が入っている壁か、下地材が入っている壁に設置します。
 
壁掛けテレビの最大の魅力は、なんと言ってもオシャレな点です。テレビをインテリアとして配置できるので、リノベーションで自分たち好みの空間を作りたい人に最適です。また他にも、下記のようなメリット・魅力があります。
 
<壁掛けテレビのメリット・魅力>
・壁の中にごちゃごちゃしがちなコード類を隠せるので、見た目がスッキリ
・テレビ台の設置が不要なので使えるスペースが広くなる
・面倒な掃除も必要ないので家事の負担軽減
・取り付け場所の高さが自由に選べるので、見やすい位置への取り付けや、子どもの手の届かない場所への設置が可能
・地震などの揺れに強く、転倒による破損リスクが低い
 
このように、壁掛けテレビの設置は、デザイン面だけでなく、実用面でも多くのメリット・魅力があります。今住んでいる住宅や新たに物件を購入してリノベーションしたいと考えている人にとって、十分検討する価値があると言えるでしょう。
 

 

2,壁掛けテレビに必要な事前準備について

 
壁掛けテレビを設置する際には、事前準備が必要です。おおまかに言えば、「壁(下地材)」「配線」「コンセント」で生じる問題への対応です。

 

壁に下地を入れておく

 
最近のテレビは大型化しているため、かなりの重量があります。例えば50インチ前後の液晶テレビは20㎏程度、70インチになると30〜40㎏程度の重量があります。
 
性別を問わず、大人でも持ち上げるのが大変な重さなので、壁に掛ける場合にはテレビを支えるために、壁の中にあらかじめ強力な「下地材」を仕込んでおく必要があります。下地材は一般的には「ベニヤ」と呼ばれる構造用合板が使われます。代表的な商品として、下地材にクロス用の紙がついたパネル材などがあります。
 
壁掛けテレビを設置する際には、壁に直接固定するのではなく、専用のアームプレート(壁掛け金具)を取り付けて、そこに引っかけるようなかたちでテレビを固定します。仮に下地材を入れないまま壁にアームプレート+テレビを固定すると、石膏ボードごと落下する可能性があるので、下地材を入れるか、間柱のある箇所にアームプレートを設置しましょう。
 
リノベーションをする場合には、設計段階で施工業者にアームプレートのサイズを伝えておくと良いでしょう。業者はアームプレートよりも大きな範囲に下地を施工するので、サイズが合わずに後でテレビを買い替えたり、壁掛けテレビを諦めるといった失敗を回避できます。
 
壁下地
 

テレビ・周辺機器の配線とコンセントの数・位置を確認する

 
家庭によっては、テレビの周りに、レコーダー・ハードディスク、チューナー、音響設備、Fire TV Stickなどの周辺機器も一緒に設置する場合もあるでしょう。その際には、配線やコンセントについても事前に確認する必要があります。
 
現在使っているテレビもしくは購入予定のテレビは、本体に直接テレビ線をつなぐのか、それともレコーダーなどを経由してもつなげられるのか、さらに接続端子の種類や個数も確認しておきましょう。
 
レコーダーやチューナー、Fire TV Stickなどの周辺機器を接続する際には、どこから電源を取るのかも事前に計画しておきましょう。設置する機器の数によって、コンセントの数と位置を決定します。
 
ケーブル類を見せないスッキリした配置にしたい場合には、設計段階で業者と打ち合わせをして、「配線隠し」の下準備も行いましょう。配線隠しは、壁の中にすべてのケーブルを収納する方法やモールを使う方法が一般的です。
 
壁裏に隠す場合はもちろん施工業者が行いますが、DIYでもできそうなモールを使った配線隠しも、手間やクオリティを考えたら、可能な限り業者に依頼するのがベターです。ケーブルでごちゃごちゃになってしまっては、壁掛けテレビのメリットを享受できなくなってしまうので、必ずリノベーション業者と打ち合わせて情報共有しておきましょう。
 

 

3,壁掛けテレビのよくある失敗談

 
壁掛けテレビの失敗例として2パターン紹介します。よくある失敗例は、「配線」と「設置の高さ」です。詳しくみていきましょう。

 

配線の失敗例

 
前述の通り、最近はどの家庭でもテレビの周りにさまざまな周辺機器を設置しています。壁裏にケーブル類を隠す場合には、それぞれの機器をつながるケーブルの端子の種類や長さ、数の把握が重要になります。
 
よくある配線の失敗例としては、テレビ線の接続先のミスがあります。テレビ線は、機器によって、「テレビ本体につなぐもの」「レコーダーなどの周辺機器につなげられるもの」などさまざまです。
 
例えば入居後にテレビを買い替えた時に、周辺機器との組み合わせや配置によっては、テレビ線の長さが足りずに、うまく接続できない可能性もあります。またテレビと周辺機器をつなぐUSBケーブルやHDMIケーブルの長さ不足で、機器同士を接続できないなどの問題が発生することもあります。
 
その場合には、壁裏収納を諦めてモールを使った配線隠しに変更するか、最悪の場合には施工業者に配線位置の変更を依頼することになります。そうなると電気工事をやり直すことになるので、時間や手間、コスト増につながります。
 
▼過去、リノベーション工事で配線計画を誤りやり直しをしたケースがありますので、参考に御覧ください。

壁掛けテレビの注意点

 

設置する高さの失敗例

 
壁掛けテレビのデメリットの一つに、移動や高さの再調整がしづらい点が挙げられます。高さを間違えると、画面が見づらいだけでなく、首が痛くなったりして健康面にも影響が出ます。そのため設置する場所は、最初に入念に検討しましょう。
 
「床からテレビの中心までが100センチ」とするのが基本です。ただし、テレビを設置する部屋にソファーがあるか、床に直接座るのかで微調整が必要です。
 
床に座るなら90センチ、ソファーに座るなら110センチと、基本の高さから±10センチで調整します。ソファーに寝転がってテレビを見る場合には、100センチ+ソファーの高さを目安に設置しましょう。

部屋が狭い場合には低めに設置し、広い場合には高めに設置するなど、家族で相談しながら高さを決めると良いでしょう。
 

 

4,まとめ

 
部屋を広々と使えて、見た目もオシャレな壁掛けテレビにはたくさんの魅力があります。ただし、失敗しないためには事前準備が大切です。将来的に壁掛けテレビにする可能性があるのならば、失敗して後悔することが無いように、リノベーション工事の計画段階で下準備をしておくと良いでしょう。
 
その際には、壁掛けテレビや置き型テレビなど、さまざまな設置方法について豊富な実績があるリノベーション業者に相談しましょう。
 
▼FULL HOUSEの施工事例はこちらから確認できます

https://ig-fullhouse.com/works/
施工事例ページへリンクが貼ってあるスライダー画像