購入前に知っておこう!マンションの駐車場事情

18.03.03

 

車を所有している人にとって、マンションを購入する際には駐車場もひとつの条件になるのではないでしょうか。マンションによって、設置されている駐車場の台数や種類、料金には違いがあります。

そこで、現状のマンション駐車場の設置台数の基準や費用の目安、注意するべきポイントなどについて解説していきます。

 
 

駐車場台数の割合

 
マンションなどの集合住宅には、建築基準法上は駐車場の設置義務はありません。ただ、多くの自治体では条例によって設置率を定めているため、基準を満たす台数分の駐車場が設けられています。戸数を基準としているケースが多く、郊外にいくと駐車場の設置台数の基準が厳しくなり、戸数の100%、あるいは110%の台数分設けられていることもあります。
 
戸数に対して100%の駐車場の台数がないマンションでは、マンション内の駐車場を利用できないケースもあることに留意しておきましょう。
 
 

主な駐車場の種類

 
マンションの主な駐車場の種類には、平置き駐車場、自走式立体駐車場、機械式駐車場があります。
 

平置き駐車場

平地で舗装してある駐車場を指し、屋根がないことがほとんどです。出し入れがしやすく、車種を気にする必要もありません。また、駐車場に対するメンテナンス費用がほとんどかからないというメリットもあります。
しかし、平置き駐車場を設置するにはマンション敷地の広さがある程度必要です。平置き駐車場だけではマンション戸数分の駐車場を確保できず、駐車場が足りなくなることもあります。また車が汚れやすいというデメリットもあります。
 
 

自走式立体駐車場

ショッピングセンターなどでよく見かける、建物や鉄骨が組まれてつくられた駐車場です。屋根があるので雨の日も乗り降りしやすい、車の汚れや劣化がしにくい、というメリットがあります。しかし駐車スペースには自分で運転してスロープを上ったり、駐車場からマンションの中に入るまでの距離があったり、時間がかるというデメリットもあります。

 
 

機械式駐車場

立体駐車場の中でも、機械を使って車の出し入れをするタイプです。車に傷をつけられたり、ぶつけられる可能性も少なく、屋根がある場合が多いため車が汚れたり、夏場に車内が暑くなったりしにくいというメリットもあります。また、駐車場使用料についても、比較的安めに設定されています。

しかし、機械なので定期的なメンテナンスが必要になり、メンテナンス時は使用できない事が多いです。また、車のサイズに制限がある、出庫に時間がかかるなどのデメリットもあります。
 
 

駐車場料金について

 
マンションの駐車場料金はエリアにより幅があります。郊外では月額2,000~3,000円、あるいは無料といったところもありますが、東京23区では平均で月額2万円や3万円、港区や中央区などの都心部にいたっては月額5万円に及ぶこともあります。
 
駐車場料金は駐車場の種類による違いもあり、平置き駐車場は高めに設定され、自走式立体駐車場では1階よりも、2階、3階と上階の方が安くなります。

 

 


 

よくあるトラブル

 

駐車場を利用できない

一般的に、マンションでは新築時に駐車場の利用希望者を対象に抽選を行うため、中古で購入した場合には、空きがないと利用できないことがあります。マンションによっては、売主が所有している駐車場の権利を継承できる場合もありますが、一般的には次の抽選を待つか先着順で申込をしておく必要がございます。購入後速やかに駐車場を使用したい場合には、予め外部の月極駐車場を借りることを選択肢として考えておきましょう。ただし、外部の月極駐車場は、敷金や不動産仲介会社への仲介手数料がかかり、その分費用負担が大きくなるので注意が必要です。

 

費用負担が重くなる

高齢化などにより車を持つ人が減ったことで空きが目立ち、特に機械式駐車場では維持管理コストの負担が重くなっているケースが少なくありません。老朽化した機械式駐車場では、適切な時期に機械の更新を行わないと、頻繁に故障が発生し、利用に支障をきたしてしまいます。したがって、利用者が少ない場合には、高額な更新費用の負担を避けるために、機械式駐車場を撤去するマンションもあります。

 

いたずらに注意

平置き駐車場や自走式立体駐車場の場合は、侵入しやすい環境であることが多いため、いたずらなどの被害に遭う可能性があることが懸念されます。特に中古マンションを購入する際には、駐車場の利用状況や立地環境もチェックするようにしましょう。