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不動産の「登録免許税」についてご存知ですか?

18.03.24

「不動産の登録免許税」という言葉をご存知でしょうか?不動産を購入する際には必ず耳にすると思いますが、何に対して課される税金なのか非常に分かりづらいですよね。

ここでは各項目ごとの税率や、今だからお得になる軽減措置の内容などを詳しく解説していきます。急な出費で後から困らないようにするためにも、事前に正しく把握しておきましょう。

 

不動産の登録免許税とは

登録免許税とは、「不動産登記」を申請する際に課税される税金です。住宅購入時に必要な諸費用の一つで、各種の登記手続きに対し、それぞれ登録免許税が課税されます。

 

不動産登記とは、大切な財産である土地や建物の所在・面積のほか、所有者の住所・氏名などを公の帳簿(登記簿)に記載することを言います。これを一般公開することにより、権利関係などの不動産に関する情報が誰にでもわかるようにし、取引の安全と円滑を図る役割を果たしています。

この登記手続きは一般的に司法書士が代理で行うことが多いのですが、登録免許税は司法書士への報酬とは別に支払う必要がありますので注意が必要です。

登録免許税の税率と軽減措置

 

不動産の登記には主に下記の3種類に分かれます。

土地や建物の売買・相続・贈与による所有権の移転登記(所有権を持ち主から新たな買主へ移転する)

新築住宅を建築するなどで最初に行なわれる所有権の保存登記

住宅ローンの借り入れによる抵当権の設定登記

これら全ての登記に対し、それぞれ違う税率で登録免許税が課税されます。

また住宅の流通や建築を促すために、安く課税されるよう様々な軽減措置もございます。

それらを下記の表にまとめましたのでご覧ください。

 

 

国税庁ホームページ No.7191 登録免許税の税額表 より抜粋

 

※長期優良住宅や認定低炭素住宅、不動産会社からリフォーム済みの中古住宅を購入する場合、建物の所有権保存・移転登記の税率は0.1%に、長期優良住宅の一戸建ては0.2%に軽減されます。(2018年3月31日まで)

※所有権移転登記における登録免許税の軽減は、贈与や相続による取得のときには適用されません。

 

これらの軽減措置を受けるには、登記をする建物や土地などに一定の要件がございます。

 

〇軽減措置を受けるための要件

 

・登記簿上の床面積が50㎡以上の住宅であること

・新築または取得後1年以内の登記であること

・自分が居住するための住宅であること

・住宅専用家屋または住宅部分の床面積が9割以上の併用住宅であること

・中古住宅の場合は以下のいずれかを満たしていること

・木造などは築20年以内、マンションなど耐火建築物は築25年以内であること

・一定の耐震基準を満たすことが建築士などにより証明されたものであること

 

登録免許税の計算方法

 

登録免許税額は、原則として次の計算式で算出します。

登記の目的から当てはまる課税標準と税率を確認して計算します。(登録免許税の税額表 参照)

 

登録免許税額 (課税標準)×(税率)

 

課税標準とは「税金を計算する際の算定基準」のことで、登記の種類によって、下記の3つがあります。

 

(1)固定資産税評価額の場合:登録免許税額 =(固定資産税評価額)×(それぞれの税率)

(2)債権金額の場合:登録免許税額 =(担保する債権の金額)×(税率0.4%)

(3)抵当権の抹消登記の場合:登録免許税額 =1,000円×不動産の個数

※抵当権の抹消登記とは

住宅ローンの返済が完了した場合には、不動産を売って回収できる権利が消滅したという「抵当権抹消登記」が必要になります。この抵当権抹消登記や根抵当権抹消登記、所有者の住所または氏名の変更登記・付記登記・抹消登記の回復などについては、不動産1個につき1,000円(定額)です。

 

※(1)、(2)の計算結果が1,000円未満の端数は切り捨てます。また、税額を計算した金額で1,000円に満たない場合、税額は1,000円になります。

 

登録免許税の納付について

 

登録免許税を納付するには、銀行等で納付手続きを行います。しかしほとんどの場合、登記申請を代理で行う司法書士に支払う費用の中に免許税額も含まれているため、登記人本人が納付方法を明確に把握しておく必要はありません。

 

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不動産の登録免許税は、登記の種類によって税額や軽減措置が違うということが分かりました。ほとんどの場合、司法書士が代理で手続きを進めてくれるので登記費用に含まれていることが多く、具体的な計算方法などや税率などは分かりづらいと思います。

見積りを提出してもらうときに詳しく説明を聞くのも良いですが、事前に把握しておくと急な出費に驚くこともありませんので、この機会に理解しておきましょう。