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BLOG リノベジャーナル

コラム

2023.05.27

家づくり デザイン 間取り 素材・工法 リノベーション

シューズクロークの種類とそれぞれのメリット・デメリットを施工事例とともに解説!

シューズクロークとタイトルが記載されている画像リノベーションで「シューズクローク」を作る人が増えています。シューズクロークには主に4つの種類があり、靴の量や希望する収納方法ごとに適した種類を選ぶと、使い勝手が良く玄関がスッキリと整頓されて清潔感も保てます。

今回は、賃貸などでよく見る「シューズボックス」と「シューズクローク」の違いや、「シューズクローク」についてタイプごとにメリット・デメリットを解説します。代表的な施工事例も紹介するので、自分にあった靴収納を見つけるための参考にしてください。

シューズボックスとシューズクロークの違い

家選びや家作りの際に、収納の豊富さを重視する人は多いでしょう。特にファミリーの場合には、家族全員分の靴をいかにしまうかは頭を悩ませる大きな問題です。またパートナーと2人、あるいは靴をたくさん所有している人の場合には1人でも、靴をきれいに収めるための工夫が必要になります。

そこで、検討したいのが「シューズクローク」の導入です。シューズクロークならばシューズボックスよりも収納力が豊富なので、全員分の靴がきっちりと収納できるはず。

ここではまず、賃貸物件などでよく見聞きする「シューズボックス」と「シューズクローク」の違いから解説していきましょう。

シューズボックス

 シューズボックスの参考画像

(シューズボックス)

シューズボックスとは、玄関の横に設置されている靴用の収納棚のことです。簡単に言えば、下駄箱や靴箱のことです。賃貸マンションをはじめ、多くの物件に最初から付いている設備の一つです。

シューズクローク

シューズクロークとは、玄関横や玄関付近にある、靴のまま出入りできる収納スペースのことです。図面上で、「SC(シューズクローク)」や「SIC(シューズインクローク)」と表記されます。

シューズボックスよりも収納力が豊富な点がメリットです。長靴やブーツなどの大きな靴、上着、ベビーカー、傘、アウトドアグッズなど多種多様な物を収納できます。

狭い玄関や小さめのシューズボックスの場合、家族の靴などが収まりきらず、玄関周りが乱雑になって見栄えが悪くなってしまいます。そうしたケースでも、シューズクロークがあれば、簡単に物を片付けられ来客の目線も気になりません。

新築戸建て住宅以外にも、最近はリノベーション物件でも人気を集めています。オープンタイプ、クローズタイプ、ウォークインタイプ、ウォークスルータイプなど様々なタイプがあるので、家族の数や用途、部屋の広さに応じて最適なタイプを選べます。

一方、玄関の一角に専用のボックスを置くのではなく、シューズクローク専用のスペースを確保しなければいけないので、ある程度の面積が必要になる点には留意が必要です。

シューズクローク タイプ別の解説

シューズクロークには主に下記の4つのタイプがあります。

①クローズタイプ

②オープンタイプ

③ウォークインタイプ

④ウォークスルータイプ

それぞれのメリット・デメリットとともに解説していきましょう。

①クローズタイプ(扉付き)

クローズタイプは、収納スペースに扉が付いたタイプのシューズクロークです。扉を閉めておけば来客時に中を見られる心配がない点は大きなメリットです。一方、シューズクロークへの出入りの際には必ず扉を開閉する必要があるので、アクセスしづらいと感じる人もいるかもしれません。

クローズタイプの扉のタイプは、引き戸、開き戸、折れ戸から選択します。引き戸がもっとも省スペースなのでおすすめですが、扉を引き込むスペースについて考慮する必要があります。間取りによっては施工できないケースもあるので、設計段階でリノベーション業者に確認する必要があります。

開き戸は、内側もしくは外側に開くので、ある程度のスペースが必要になります。場合によっては、生活動線を邪魔する可能性があるので注意しましょう。折れ戸は、扉を開いた時に入り口が狭くなるのが難点です。

扉付きのクローズタイプのシューズクローク、事例画像

(クローズタイプ:白い扉)

クローズタイプの内部の画像

(クローズタイプの内部)

②オープンタイプ(扉無し)

オープンタイプのシューズクロークのうち、玄関の一角に設ける場合には、一般のシューズボックスと同程度のスペースで施工できます。

シューズボックスよりも多くの靴を収納でき、扉もないのですぐに靴を取り出せるのが便利です。下部にベビーカーや長靴・ロングブーツなどを収納することで空間を有効活用でき、扉の施工コストを削減できる点もメリットに挙げられます。

一方で、来客からは丸見えのため、常にきれいに整理しておくか、来客時のみロールスクリーンで目隠しするなど工夫が必要になります。

オープンタイプ(扉無し)の事例画像

(オープンタイプ)

③ウォークインタイプ

ウォークインタイプは、玄関側からのみアクセスできる収納部屋のことです。棚を設けることで壁全体を収納スペースとして活用できます。他にも、持ち物によって、棚の高さや奥行きを変えたりすることで、自由自在にアレンジできる点も魅力の一つ。

ある程度の面積がないと施工が難しいのと、狭すぎる場合にはシューズクローク内で動きづらくなる点がデメリットに挙げられます。

ウォークインタイプの参考画像

(ウォークインタイプ)

ウォークスルータイプ

ウォークスルータイプは、玄関と室内側の2方向からアクセスできる収納部屋です。帰宅してシューズクロークで靴を脱ぎ、そのまま室内に入り、リビングなどに抜けられる生活動線の快適性がメリットです。

一方、人が通り抜けられる通路幅を確保しなければならないため、その分収納スペースが狭くなります。また、ウォークイン・ウォークスルーともに、室内に臭いがこもりがちになるので、換気扇を取り付けて小まめに換気するなどの対応も必要になります。

ウォークスルータイプの事例画像

(ウォークスルータイプ:右側のカーテンの奥)

ウォークスルータイプの事例画像の収納内部の写真

(ウォークスルータイプの内部)

収納量と必要なサイズを把握

シューズクロークを作る場合には、現在持っている靴の数やサイズを数えて、必要な収納量を計算します。

ひと世帯(両親+子ども2人)あたり40足+α

例えば、女性であれば平均15〜20足、男性であれば平均10足前後の靴を所有していると言われています。子どもの場合には、一人あたり5足ぐらいで計算するといいでしょう。

両親と子ども2人の世帯であれば、20+10+5+5=40足程度になります。この数値に加えて、ロングブーツやショートブーツ、長靴などがある場合には、収納量に余裕を持たせる必要があります。例えばロングブーツの場合には普通の靴の3足分、ショートブーツでは2足分などと計算します。

他にもアウトドアやスポーツが趣味の場合には、登山靴やランニングシューズなど、さらに子どもが野球やサッカーなどの習い事をしている場合にも、その分の靴の数を勘定に入れる必要があります。

幅80センチの棚板で3〜4足収納可能

棚板については、幅80センチであれば男性用なら3足、女性・子ども用なら4足並べて収納できます。奥行は最低30cm必要です。男性の革靴などで先がとがったものは30cmを超えるので、棚の奥行は35cmがベストです。

仮に、父親が12足、母親が20足、子ども2人がそれぞれ5足ずつ靴を所有している場合、幅80センチの棚板ではトータルで12段分必要になります。

父親(12足):1段あたり3足なので、4段必要

母親・子ども(30足):1段あたり4足なので、8段必要

合計:12段必要

12段で計算すると、80センチ×2列×6段のシューズクロークを作ることになります。さらに、ここにブーツやアウトドア・スポーツシューズの数とサイズも考えて、余裕を見て施工しなくてはなりません。

靴以外にも、傘やシューケア用品などを収納する場合には、棚板の高さも考えなくてならないので、施工業者との打ち合わせ時には、持ち物の総量と中身を的確に伝え、きっちり収まるようなシューズクロークの設計が必要になります。

シューズクロークの事例

FULLHOUSEのリノベーションでシューズクロークを設置した事例をご紹介します。

1、家で過ごす時間をもっと特別なものに ホテルライクな暮らし

→事例ページはこちらをクリック!

こちらの物件は、シューズボックスとシューズクロークを組み合わせた事例です。
ホテルライク暮らしをご希望されていたため、玄関を入ってすぐのスペースにはシューズボックスを設けました。

玄関がスッキリとした印象になるとともに、お気に入りのインテリアを飾ることで非日常なホテルの様な空間を演出できます。

玄関を進んだ奥にはシューズクロークを設けました。
ご主人様の趣味であるサーフィン用品をすぐに洗えるよう広いシンクを設けたのもこだわりポイントです。

こちらのシューズクロークは、ウォークインクローゼットに直結した「ウォークスルータイプ」になっております。

 

2、エッジの効いたヴィンテージスタイル

→事例ページはこちらをクリック!

 

こちらの物件はシューズクローク内にハンガーパイプを設けた事例です。
冬物のコートやジャケットなど外出時に着用する上着を掛けておくのに大活躍です。

花粉の時期は、室内に花粉を持ち込みたくない!という方が多くいらっしゃいます。
玄関で上着を脱げば家の中に持ち込む花粉も最小限になるのでおすすめです。

こちらの物件も、ウォークインクローゼットに直結した「ウォークスルータイプ」になっております。

他にもレインコートや傘をかけるためにシューズクローク内にハンガーパイプを設けることがあります。
掛けたいものに合わせてパイプの設置高さも最適なものをご提案させていただきます。

 

3、吹き抜けがもたらす明るさと開放感、理想のアウトドアライフ

→事例ページはこちらをクリック!

施工事例「吹き抜けがもたらす明るさと開放感、理想のアウトドアライフ」の玄関収納の写真

こちらの物件は、広い土間スペースに「オープンタイプ(扉無し)」を設けた事例です。
アウトドアが趣味なご夫婦ならならではの空間に仕上がっています。

玄関には珍しいコンセントも設置し、広い土間を利用してDIYもできる工夫がされています。
新築にはないリノベーションならではのこだわりです。

まとめ

最近は、リノベーションでシューズクロークを作るケースが増えています。シューズクロークにはここで紹介したように様々なタイプがあるので、自分たちの靴の量を把握し、理想の収納方法を考えた上で、ベストなタイプを選択しましょう。

またリノベーションでシューズクロークを作る場合は、周囲の間取りにも影響が出てくるため、作りたい場合には早めにリノベーション担当者へ伝えた方が良いでしょう。

なお、ここで紹介しきれなかったシューズクロークの事例については下記URLからも確認できます。理想のシューズクロークを作って、快適な住まいを実現させましょう。

▼フルハウスの施工事例はこちらからご確認いただけます

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