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BLOG リノベジャーナル

コラム

2022.10.15

家づくり デザイン 間取り リノベーション

マンションリノベにおける、トイレの注意点とは?リノベーションで見落としがちなトイレの間取りや内装についてご紹介します。

部屋全体をフルリノベーションする時に、トイレをどうするかは後回しになりがちです。ただ、トイレにはさまざまな制約があるため、後から空いたスペースに配置するということができない点には注意が必要です。
マンションの場合、トイレの位置からゾーニング(間取りのレイアウト)を始めるケースもあるなど、リノベーションにおいて「トイレ問題」は非常に重要です。物件を購入した後に、「希望通りの間取りにできなかった」とならないように、あらかじめトイレリノベーションの注意点を把握しておきましょう。

マンションのトイレの構造について

トイレのリノベーションでもっとも重要なのは、「排水」の問題です。ここでは、排水の種類や排水の方法について、簡単に説明します。

3つの排水と、2種類の排水方式

まず、家庭における排水の種類から見ていきましょう。通常、排水は次の3つに分類できます。

・雑排水……キッチン、洗面所、風呂、洗濯機からの排水
・汚水……トイレからの排水
・雨水……屋上やベランダ、バルコニーからの排水

 

マンションの場合、排水方式が下記の2種類に分類できます。

・分流式……雑排水、汚水、雨水を1つずつの管で排出する方法
・合流式……雑排水、汚水、雨水をまとめて1つの管で排出する方法
(※雑排水と汚水をまとめて1つの管で、汚水は別の管で排水されるケースが多い)

 

最近のマンションの多くは分流式を採用しているので、構造的につまりが起きにくくなっています。また、ゴミや油などでつまりが起きやすいキッチンからの排水のみ、別の管で排出するものもあるので、分流式はより一層つまりがおきにくい排水方式となっています。

一方、合流式は分流式よりもつまりやすい構造となっています。例えばトイレのつまりによって、汚水が風呂や洗面所の排水溝から逆流する可能性もあります。

なお、マンションからの排水は下水道に流れ、雨水などは河川に放出されます。

 

壁排水・床排水の違い

トイレのリノベーションをする際に、分流式か合流式かの排水方法を知っておくことも重要ですが、それよりも大切なのは「壁排水」か「床排水」の違いです。壁排水、床排水ともに、排水方式や規格が合わないと設置ができません。

「壁排水」は排水管が壁に伸びているタイプで、管がむき出しのため見ればすぐにわかります。一方、「床排水」は排水管が床に伸びているもので、外からは排水管が確認できません。その分、見た目がスッキリに見えるのと、壁排水よりも掃除がしやすいなどのメリットがあります。

参照:「壁排水」の解説 / 「床排水」の解説 TOTO

 

便器の種類とトイレの位置で確認すべきこと

トイレの設備は、物件の階数などによって適している便器の種類が変わります。また間取りを変更し、トイレの位置を移動させる際には重要なチェックポイントがあります。

タンクレストイレはマンションには不向きな場合も

リノベーションでトイレを入れ替える際には、排水方式に合わせて便器の種類を変える必要があります。各商品は、「壁排水」か「床排水」のどちらかに対応しているので、購入する前に必ず確認しましょう。またその際には、排水方式によって、壁から排水管までの距離や、排水管の規格が適合するものを選ぶ必要があります。

またトイレ選びの際には、タンクの有無も重要なポイントです。タンク式のトイレは手洗い場が付いているタイプで、停電時も使え、水圧の影響を受けないのでマンションの高層階でも問題なく使用可能です。ただし、タンクの分のスペースが必要になるためトイレが狭くなる点、掃除がしにくい点、タンクに水が貯まるまでは流せない点などはデメリットと言えます。

タンクがないタイプのトイレ(タンクレストイレ)は、水道から直接水を流す方式です。タンクがない分、見た目がスッキリします。トイレが広くなる点や掃除がしやすい点がメリットです。また、タンク式に比べて使用する水の量が少ないので、節水効果があります。一方でデメリットは、手洗い場がない点や、2階以上のマンションの場合水圧が足りずにつまりの原因になる点などが挙げられます。タンクレストイレが導入できるのは、1階の部屋もしくは元々タンクレストイレが使われていた部屋に限られます。

位置を変更する際には排水管の勾配が必要

中古マンションをフルリノベーションする場合、トイレの位置を大幅に変更したいと考える人もいるでしょう。間取りを大きく変えるため、利便性を向上させるため、来客対応のためなど、理由はさまざまです。

ただし、トイレの移動は簡単なことではありません。なぜなら、汚水を排水するためには、排水管の勾配が必要になるからです。

現状の配置よりも移動させる場合には、勾配をつけるために床を上げる工事が必要になります。通常は、トイレを1メートルずらすごとに2センチの底上げが必要になります。距離が延びるほど勾配の角度も高くなり、その分大きく床を上げなければいけません。

そのため、結果的に元ある位置から大幅にトイレの場所を変更することは厳しいのが現実です。

 

トイレの内装における注意点とは

トイレの位置や導入する設備が決まったら、内装についても検討しましょう。具体的には、床材、壁材、扉の3点です。

床材はクッションフロアかフロアタイル

トイレの床は飛び散った水や尿が付着します。手入れをせずにそのままにしていると、カビや変色・腐食の原因になります。そのため、床材には清掃がしやすく汚れがしみこまない素材を選ぶと良いでしょう。おすすめはクッションフロアかフロアタイルです。特に、耐久性があり、水やアンモニア、洗剤に強い素材ならば長く使い続けられるでしょう。

▼フロアタイルにも様々な見た目がある

壁紙はクロスで、腰壁にはタイルが理想

壁は拭き掃除がしやすい抗菌クロスがおすすめです。価格が安く、デザインも豊富です。さらに最近は、消臭、防汚、防カビ、吸放湿機能などがあるクロスもあります。また腰壁(壁の下部につける建材)は、尿はねや水はねなどが付きやすいので、掃除がしやすいタイル仕上げにするのが理想です。タイル仕上げにすれば、将来的に腰壁だけを交換することも可能です。

扉を開き戸にする場合は外開きに

トイレの扉は、バリアフリーの観点で引き戸が好ましいものの、音や臭いが漏れやすいのがデメリットです。そのため開き戸を選択する人も多いでしょう。その場合には、開閉のしやすさを考えて、外開きになるように設計しましょう。

 

トイレのリノベーション事例

弊社で施工したトイレのリノベーション事例をご紹介します。

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背面の収納棚の高さに合わせて、クロスを上下に貼り分けた事例です。海外のトイレ事例を参考に造り上げました。
ピンクや白のクロスにブロンズ色のアクセサリがよく合います。
ペーパーホルダーの真下にトイレットペーパーの予備置き場があり、ストックも取りやすいです。

駅徒歩2分で叶えた「緑溢れる URBAN OUTDOOR」

 

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天井も壁も全て、『HaymesPaint』という塗装で仕上げました。
床を少し明るくすることでコントラストが出て内装の暗さが際立ちます。
照明・アクセサリ類を全てゴールドで揃えたことで統一感もUPしました。
トイレ上部に梁があり、天井に照明をつけると影になりやすいため壁照明にしました。

家中に宝物を散りばめた「大人ヴィンテージ」な暮らし

 

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「居酒屋風のトイレ」をオーダーいただき、内装は暗く、足元と天井の間接照明で明かりを補うトイレプランをご提案しました。
トイレ横の棚は、間接照明用のボックスと物置きを兼用。スマホや漫画を置いておけるスペースです。

 

青に魅せられたBrooklyn House

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床・壁・天井のラインを暗い内装材で仕上げて、奥行き感を演出しました。
背面には調湿・消臭効果のある『エコカラット』を採用。
上部の収納板を使って間接照明を取り付けました。光のラインが壁に映し出され、エコカラットの凹凸感もよく分かります。

 

まとめ

トイレの位置は、LDKや寝室ほど優先順位が高くないものの、設置に関する制限が多々あるため注意が必要です。空いたスペースに設置できるほど簡単なものではありません。そのため、物件選びの段階から、ある程度間取りに関してもイメージしておく必要があります。

中古マンションのワンストップリノベーション会社を利用すれば、物件を購入する前に一緒に現地を見て、トイレの位置についてアドバイスがもらえます。マンションを買った後に「理想の間取りにならない」ということがないよう、ぜひ一度専門業者に相談してみましょう。

ワンストップリノベーションを提供するFULL HOUSEでは、数々のマンションリノベーションを手がけてきました。具体的な施工事例は下記からご確認いただけます。気になる事例があれば、気軽にお問い合わせください。

 

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