スタッフブログ
2022.10.08家づくり デザイン 間取り リノベーション 企画高木
リノベ設計士が考えるウォークインクローゼット
今年は寒いと聞いてはいたものの、急に寒くなりましたね・・・!
昨日の東京は最高気温が15度にも満たない感じでしが、今日は24度の予定。
寒暖差が凄すぎて、毎朝どんな防寒をしたら良いのか悩みます。
しまいこんだ冬服をそろそろ出そうかな~と思っている高木です。
秋が深まってきた今、一番のお悩み「衣替え」。
衣替えに役立つウォークインクローゼットについて
事例を元に、設計目線でご紹介します!!
ウォークインクローゼットを造る前に…
皆さん既にご存知のウォークインクローゼット。(=以下、WICと略します)
『家族みんなの服がしまえる、ハンガーのままかけられるから皺になりにくい、衣替えがいらない』
などなど様々なメリットがあり、一家に一WICが浸透してきていますね。
ただし、多くの衣類をしまうならそれなりに広いスペースも必要です。
この写真の事例はこちら! →青に魅せられたBrooklyn House
リノベの場合、限られた区画の中で必要なスペースをレイアウトしつつ
効率良く・沢山の衣類をしまう収納導線を確保するため
リノベ設計士にとっては頭を悩ませるポイントの一つでもあります。
ベストなプランを作る為に、お客様に教えて頂きたい内容がいくつかあります。
・本当に家族全員分しまう?
→例えば、子供部屋にもそれぞれ専用のクローゼットが作れるならば
WICに全てをしまう必要はありません。
年頃のお子様の中には、自分の部屋でファッションショーを楽しみたいという子もいらっしゃるので
家族全員分しまうのか、お子様には専用のクローゼットを用意するのか、事前に決めておくと良いです!
・コートなど長い丈の衣類はどの程度しまう?
→WIC内の収納量を増やすポイントとして、上下にハンガーパイプを付ける場合もあります。
▼こんな感じです
この写真の事例はこちら! →家で過ごす時間をもっと特別なものに ホテルライクな暮らし
上下2段にしないスペースは、長い丈の衣類を収納できます。
しかし、最近では玄関のシューズクロークにコート掛けを造るケースも増えました。
WIC内にしまっておきたい長い丈の衣類(ワンピースや丈の長いシャツなど)がどの程度あるのか
調べておくと良いです!(もちろん衣類の内容は変わるので余裕を持って設計します)
・しまい方にこだわりはあるか?
→一般的には、ハンガーを使ってかけるケースが多いと思いますが
ニット類はハンガーにかけると生地が伸びてしまうので、畳んでしまう方もいらっしゃいますよね。
▼こんな風にしまいたいなら、ハンガーパイプ以外の収納方法を盛り込む必要があります。
・衣類以外にしまいたいモノはある?
→これ、一番大事なポイントです!
例えば、お布団や日用品ストック、カバン、靴などを一緒にしまいたい場合は
専用の収納方法で、そのためのスペースを確保する必要があるからです。
もちろん引っ越してから収納ケースを持ち込まれるのも◎ですが
スペースにあった収納ケースを探すのは意外と難しい!
予め「どこにどんな収納方法でしまうのか」を決めておけば、引っ越した後でも手間なくお片付けができますね♪
WICを考える設計士の頭の中
ここまでの情報を教えて頂けたら、あとは設計士の腕次第(と言うとハードルが上がりますが…)
まずWICには一般的な基準となる寸法があります。
60cm:60cm:60cm
・・・・服をかけた時に必要な奥行きが60cm、両脇に収納がある場合の通路は60cm
これを基準に組み立てています。
決して広いわけではありませんが、人が入って服を収納したり選んだりするには十分なスペースです!
高さの基準はこんな感じ。
ハンガーパイプの上にある棚(枕棚と言います)が180cmのところにつきます!
この寸法を基準に標準的なWICを考えると、凡そこのようなしまい方に着地します。
これをベースに、お客様の衣類の量を確認しながら「本当にしまい切れる?」という事を考えます。
例えば、ハンガーにかけたい衣類がもっと必要であれば上下2段にしたり
下に置く予定の収納ケースが大きいなら、枕棚自体の高さを上げた方が良いです。
あとは、お布団を収納する場合が結構難しいポイントですね!
来客用の布団がある、冬用の羽毛布団がある、などの場合、大体この写真くらいのスペースが必要です。
圧縮袋に入れれば厚みは減るものの、持ち運ぶのは結構大変ですね。
持ち運び出しやすく、収納しやすい方法で、尚且つWICと組み合わせる場合は
このように設計をする事が多いです。
この写真の事例はこちら! →ライオンズマンション丸の内第3
WICの突き当りに布団収納を造る!
真っ直ぐ持って入って置くだけなので、シンプルな動線です。
布団収納を下にすると、持ち上げる時に腰を痛めやすいので
持ったままの高さで出し入れできると便利だろうな、と思い設計しています。
(私自身、腰痛持ちなので結構気になるポイントだったり…)
その他、カバンや靴を収納する用に、WIC内にこのような収納スペースを造った事例もございます。
鏡の前に立って、靴やカバンまでトータルコーディネートできます♪
上部は転倒防止用のバーもつけました。
ショップのように飾れる、憧れのWICですね~!
以上、ウォークインクローゼットの解説でした!
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