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BLOG リノベジャーナル

スタッフブログ

2022.08.07

家づくり デザイン 間取り リノベーション 企画高木

壁掛けテレビの注意点

最近、壁掛けテレビを検討される方が増えてきました。

 

 

先日お引渡しをしたお客様のお住まいで、壁掛けテレビの配線がうまくいかず
一部やり直しをしたという私の失敗例をふまえ、壁掛けテレビの注意点をお話したいと思います。
企画デザイン高木です!

 

テレビを壁掛けにするなら!必要な事前準備

まず、当たり前ですが壁掛けテレビはとっても重いです!!

50インチ前後のサイズを選ばれる方が多いと思いますが、
私の力ではテレビを一人で持ち上げることは難しかったです・・・(そんなに非力では無いのですが)

そんな重いテレビを壁で支えるにあたり、予め強力な「下地材」を仕込んでおく必要があります。

 

下地

 

下地材には様々な種類があり、一般的には「ベニヤ」と呼ばれる構造用合板が主流です。

弊社では「Mクロス」と呼ばれる、下地材にクロス用の紙がついたパネル材を多用します。
(ベニヤ+プラスターボードのような商品です)

 

テレビ本体を壁に固定するのではなく、専用のアームプレートを先に取り付けて
そこに引っ掛けるような形でテレビを固定します。

ですので、アームプレートのサイズよりも大きな範囲で下地を施工します。

これが事前準備の大事なポイントです。

 

テレビを壁掛けにするなら!失敗が多い注意点

 

下地を施工すれば安心!という訳ではなく、
テレビ周りの配線位置・配線の数を決めなければいけません。

以下の順番で進めていきます。

 

①購入する(持参する)テレビの配線状況をチェックしましょう

②接続するメディアの種類と設置個所、配線状況を確認しましょう

③配線をちょうど良い高さに設定しましょう

 

特に①②は、失敗しやすいポイントです。

レコーダーをテレビに繋げるケースや、テレビ本体にレコーダー機能が備わっているパターン、
ハードディスクを別で接続したり、音響設備を繋げる方もいらっしゃいます。

選ばれるテレビの種類や、接続メディアの種類は十人十色です。

 

①②の状況次第で
テレビ線をテレビ側に寄せるのか・別置きのレコーダー側に寄せるのか
テレビとハードディスク・レコーダーを繋ぐケーブルの種類は何か(隠蔽出来るものかどうか)
最近流行のFire TV Stickなどを接続するためのコンセント増設

といったように、工事の内容が大きく異なります。

 

今回オーナー様のお住まいでやり直しになったのも、これが原因の一つでした。

当時は購入するテレビが定まっておらず、レコーダーの代わりになるメディアを下に置き

テレビと機械をHDMIケーブル(もしくは別の外部端子)でつなぐ想定となっておりました。

 

 

しかしいざ購入したテレビには、本体に直接テレビ線を繋ぐ必要があり
別で購入されたハードディスクとテレビを繋ぐUSB A MicroBケーブルがやや短く
空配管の中を通すと距離が延び、接続できないという事態に。。。

 

 

電気屋さんに来てもらい、テレビ配線の位置変更と
USB A MicroBケーブルを、空配管を通さず接続するための加工を施してもらいました!

 

 

これにて配線も隠蔽でき、すっきりとした見栄えで接続が完了しました。
(電気屋さんありがとうございます!!)

 

今回は比較的リスクの少ない失敗で済みましたが
場合によっては壁一面やり直しになるケースもあると思います。

壁掛けテレビにするならば、事前準備と配線状況の確認・機械の決定をした上で
工事を頼みましょう!私たち設計士も注意を払っていきたいと思いました。

 

リノベーションで壁掛けテレビを設置する際の事前準備とは?失敗例と合わせて解説

も合わせてご覧下さい!


 

赤裸々に失敗例を語りましたが、我々プロの目線で捉えても、リノベーションは難しいことが多いと感じます。

特にマンションは、ある程度制限された建物の中で工事を行うため
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